(VOVWORLD) -ロシア動植物衛生監督庁は、近日中にもミンクへの動物用の新型コロナウイルスのワクチン接種実験を開始すると発表しました。この計画は同省の広報誌「獣医学と生活」で明らかにされました。
(写真:AFP/TTXVN) |
広報誌によれば、動物用ワクチンは前臨床試験の段階はすでに終了しており、ミンクへの前提的な実験も済んでいます。次の段階は犬猫など広範なグループの動物に対する治験です。
ミンクへのワクチンは2段階方式で接種が行われ、21日間のインタバルが置かれて、2度目が接種されます。実験室で動物に対して行われた前臨床試験では副作用も重症化も見られていません。
このワクチンは新型コロナウイルスに対する脆弱性が明らかになったミンクの養殖場で使われます。ウイルスは犬猫、ライオン、トラ、などネコ科の動物も感染する恐れがあります。
デンマークは4日、国内でコロナウイルスの変異種に感染した恐れのあるミンクをすべて殺処分する決定を下しました。デンマークではミンクから人間への感染の例が確認されています。